真空の常識を覆す構造材0.2%BeCu!

BeCu(ベリリウム銅合金)とは

BeCu(ベリリウム銅)は軟らかく加工しやすい、導電性、熱伝導性がよい、耐食性がよいという銅の持つ特徴に加え、ベリリウムを含有させたことで特殊鋼に匹敵する高い強度と優れたバネ性を兼ね備えた合金です。用途としては自動車や携帯電話、パソコン、通信機器などの導電バネ材料、また非磁性であり火花が出ない特性、さらに金属加工、成形、機械加工に向いた特性も持っており、危険な環境下での工具、楽器、精密測定機器、弾丸、宇宙開発用の材料など、各種の応用に用いられております。

新しい真空構造材0.2%BeCu

従来、真空構造材といえばステンレスが一般的ですが、熱線(赤外線~可視光)の吸収率が非常に大きく、しかも熱が伝わりにくい金属です。 そのため、一旦熱が吸収されると、熱が逃げにくく真空チャンバーやフランジなどの温度が上昇し、 結果、ガス放出が大きくなってしまう問題が生じます。

対して0.2%BeCuは銅の持つ特性として熱伝導率が極めて高く、さらに熱輻射率が低いことから高温になりません。また0.2%ベリリウムを含有させることにより硬質になり、銅ガスケットの使用が可能となります。この有効な素材を真空構造材として使用することで、ガス放出を大きく抑えることができ、超高真空、または極高真空環境を容易に造ることができます。 

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関連資料

VACUUM2024真空展 出展者セミナー

『真空の常識を覆す新しい真空構造材0.2%BeCuとその応用』

講演資料 

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公益社団法人日本表面真空学会の学会誌「表面と真空 第67巻第8号」に「BeCu合金材料の表面分析と真空特性」と題して記事を投稿しました。弊社製品0.2%BeCuの特性にご興味のある方は是非、ご閲読ください。

掲載URL: 表面と真空 会誌ニュース https://www.jvss.jp/vss/vss_index.html  全文閲読(J-STAGE)https://www.jstage.jst.go.jp/article/vss/67/8/67_20181331/_article/-char/ja

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